大学から弓道を始めて「形は綺麗なのに中らない」と言われ続けた私が弓歴1年でインカレ出場を叶えた方法

大学から弓道を始め、「形は綺麗なのに何で中らないんだろうね」と言われ続けた私は、少し意識を変えるだけで、3ヶ月程で的中率が伸び始め、部内2年生で唯一インカレ(全日本学生弓道選手権大会)に出場しました。その時の経験を活かし、主に大学から弓道を始めた初心者の為に、射技向上のヒントや大学弓道についての情報を紹介します。

誰もが苦戦する「手の内」完成形に近づける為に!!

んにちは!


今回は、弓手の「手の内」について

お話したいと思います。

 


そもそも、


和弓は弓の右側に矢を番えるので

的の右側(前側)に矢が飛びやすい


という特徴があります。


そこで、


反時計回りの力を加えることで

矢を真っ直ぐ飛ばす

 


というテクニックこそが

「手の内」の本質です。

 


実は、


手の内を習得するには10年かかる


と言われるほど難しいものです。

 


「え!?じゃあ大学の内に習得するのなんて無理じゃん…」


と、絶望するのはまだ早いです!

 


上下左右バランス良く押せている状態

「中押し」と言います。

 


中押しが出来る様になると、

かなり矢所が安定してきます。

 


ある3つのポイントを意識するだけで、

格段に中押しの手の内に近づけるのです。

 


① 橈骨茎状突起(とうこつけいじょうとっき)から矢を押し出すイメージを持つ

 


橈骨茎状突起とは、

親指側手首にあるくるぶしの様な所です。

f:id:kyudo910:20200119125637j:image

よく、角見(つのみ)で押せ、と指導される事があるかと思います。

角見とは、親指の付け根辺りの事です。

f:id:kyudo910:20200119125746j:image


確かに、角見で押す事反時計回りの回転力をつける為に必要ですが、

これを意識し過ぎる下に押してしまう可能性

があります。

 


なので、もう少し大きな視点から考えて

 


橈骨茎状突起から押し出すイメージ

を持ってみましょう!

 

 

②弓と中指〜小指の第二関節の間に

隙間を作る

f:id:kyudo910:20200119130132j:image

これをする事で、弓を握り過ぎるのを防ぎ易くなります。

卵を握るように という表現がある様に、

柔らかく、キュッと握る事

弓に無駄な力を与えなくて済む様になります。

 


また、ベタ押し(握りに手のひらが完全についてしまう状態)になる事を防ぎ

しっかりと角見で弓を支え易くなります。


これによって、弓に正しく力を伝えられ、

矢を真っ直ぐに飛ばし易くなります。

 

 

③自分から見て人差し指と親指が平らになる様に押す

 


こうすると、が地面に対して垂直になります。

 


これは、弓をバランス良く押せている証拠になります。


最後までこの形をキープ出来れば、

押しのバランスが良いまま離すことが出来ます。

 

 

 

以上の3つのポイントで、


これは初めて聞いた!


というものがあったら、

今すぐに試してみてください。


そこで得た感覚は、あなたに合う手の内を見つけるヒントになってくれます。

 

 

今回も最後まで読んでいただき

ありがとうございました!