誰もが苦戦する「手の内」完成形に近づける為に!!
こんにちは!
今回は、弓手の「手の内」について
お話したいと思います。
そもそも、
和弓は弓の右側に矢を番えるので
的の右側(前側)に矢が飛びやすい
という特徴があります。
そこで、
弓に反時計回りの力を加えることで
矢を真っ直ぐ飛ばす
というテクニックこそが
「手の内」の本質です。
実は、
手の内を習得するには10年かかる
と言われるほど難しいものです。
「え!?じゃあ大学の内に習得するのなんて無理じゃん…」
と、絶望するのはまだ早いです!
上下左右バランス良く押せている状態を
「中押し」と言います。
中押しが出来る様になると、
かなり矢所が安定してきます。
ある3つのポイントを意識するだけで、
格段に中押しの手の内に近づけるのです。
① 橈骨茎状突起(とうこつけいじょうとっき)から矢を押し出すイメージを持つ
橈骨茎状突起とは、
親指側の手首にあるくるぶしの様な所です。
よく、角見(つのみ)で押せ、と指導される事があるかと思います。
角見とは、親指の付け根辺りの事です。
確かに、角見で押す事は弓に反時計回りの回転力をつける為に必要ですが、
これを意識し過ぎると下に押してしまう可能性
があります。
なので、もう少し大きな視点から考えて
橈骨茎状突起から押し出すイメージ
を持ってみましょう!
②弓と中指〜小指の第二関節の間に
隙間を作る
これをする事で、弓を握り過ぎるのを防ぎ易くなります。
卵を握るように という表現がある様に、
柔らかく、キュッと握る事で
弓に無駄な力を与えなくて済む様になります。
また、ベタ押し(握りに手のひらが完全についてしまう状態)になる事を防ぎ、
しっかりと角見で弓を支え易くなります。
これによって、弓に正しく力を伝えられ、
矢を真っ直ぐに飛ばし易くなります。
③自分から見て人差し指と親指が平らになる様に押す
こうすると、弓が地面に対して垂直になります。
これは、弓をバランス良く押せている証拠になります。
最後までこの形をキープ出来れば、
押しのバランスが良いまま離すことが出来ます。
以上の3つのポイントで、
これは初めて聞いた!
というものがあったら、
今すぐに試してみてください。
そこで得た感覚は、あなたに合う手の内を見つけるヒントになってくれます。
今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました!