大学から弓道を始めて「形は綺麗なのに中らない」と言われ続けた私が弓歴1年でインカレ出場を叶えた方法

大学から弓道を始め、「形は綺麗なのに何で中らないんだろうね」と言われ続けた私は、少し意識を変えるだけで、3ヶ月程で的中率が伸び始め、部内2年生で唯一インカレ(全日本学生弓道選手権大会)に出場しました。その時の経験を活かし、主に大学から弓道を始めた初心者の為に、射技向上のヒントや大学弓道についての情報を紹介します。

「胴造り」を安定させたいあなたへ

んにちは!

 

弓道に於いて、「胴造り」

射を安定させるために非常に大切です。

 

胴造りには5つの種類があるとされています。

 

反る胴(そるどう):上半身が後方へ反るもの

屈む胴(かがむどう):上半身が前にかがむもの

懸る胴(かかるどう):体が的の方に傾くもの

退く胴(のくどう):体が右に傾くもの

中胴(ちゅうどう):中立で体の重心の最も安定したもの

 

さて、この中で正しいとされる胴造りは

中胴であるのですが、

 

「引いていくうちに重心がブレてしまう…」

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なんてこと、ありませんか?

 

これからお伝えする二点を意識するだけで

重心がブレにくくなり、胴造りが安定します。

 

 

まず、正しい重心の位置は、

母指球(ぼしきゅう)の辺りです。

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足の、親指の付け根のことですね。

ここに、体重を乗せてください。

 

 

次に、物見です。

物見は、的を見るだけの動作ではありません。

しっかりと物見を入れると、

首筋が伸びる感覚があると思います。

 

また、ここで顔が照らない(弓から顔が遠くならない)様に気を付けてください。

 

 

あなたの

今までの胴造りを振り返ってみて

以上の二点を意識していなかったなら

 

今すぐに

「母指球に体重を乗せる」

「物見で首筋を伸ばす」

という点を意識しましょう!

 

今回も最後まで読んでいただき

ありがとうございました!

「中る射」に必要な四ヶ条

は大学1年生の春

弓道に出会いました。

 

最初は「袴姿がカッコイイから」

 

とか

 

「弓を引くだけなら簡単そうだから」

とかいう理由で始めました。

 

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そんな感じでなんとなく弓道を始めた私は、

徒手、ゴム弓、素引き、巻藁…

ここまでは順調に進んできました。

 

 

そして6月、

全関東学生弓道選手権大会で

私は衝撃を受けました。

 

「アリーナで弓を引くのって格好良すぎる!!!」

 

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ここで私のモチベは急激に上がりました。

 

「私もあのアリーナで引きたい!!!」

 

先輩からたくさん指導をして頂いて、

自主練もたくさん行って、

初中り、20射初分け、しばらくは順調でした。

 

 

しかし、的前に上がって2ヶ月程経ってから

全く中らなくなりました。

 

20射3中、4中連発し、

20射0中なんてこともありました。

 

更には芝矢暴発早気

吹っ飛ばして防矢ネットにかかることもありました。

 

 

「たくさん練習してるのに、なんで?」

 

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指導をして頂いていた先輩にも、

 

「形は綺麗なのに、なんで中らないんだろうね」

 

と言われ、絶望しました。

 

要するに、

「どこが悪いのか分からないから直しようがない」

という事です。

 

「私はどうしたらいいんだろうか?」

 

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何も分からなくなりました。

 

 

「私なんか弓道に向いていないんじゃないか」

「努力しても報われない」

「もう辞めてしまおう」

 

辛くて悔しくて、

練習後に泣き出すこともありました。

 

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そんなある日、

私はある言葉を耳にしました。

 

練習は嘘をつかないって

言葉があるけど

頭使って練習しないと

普通に嘘つくよ

 

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プロ野球選手 ダルビッシュ有選手の言葉です。

 

これを聞いてハッとしました。

 

自分のことを一番分かるのは自分であるはず

 

つまり

 

自分の「中る射」は、

                            自分で掴み取る

 

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ここから、私の弓道人生は変わりました。

 

  • 様々な知識を得て、
  • 自分の頭を使って考え、
  • 身体を使って感じ、
  • 良い感覚を掴み、再現する。

 

この四ヶ条を実施することで、

 

3ヶ月経った頃から的中率が伸び始め

8ヶ月経った頃、部内2年生で唯一

インカレ(全日本学生弓道選手権大会)

団体戦個人戦ともに出場しました。

 

その後のリーグ戦でも、

高校からの経験者や先輩を差し置いて、

主戦力として活躍することができました。

 

 

遂に実力開花!!!!

 

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しかし、これで成功したのは、

私だけではありません。

 

 

この経験を活かして、

秋に入部した後輩に指導を始めました。

 

その後輩は、半年も経験の差があるはずの

春に入部した後輩と肩を並べる、

またそれ以上の実力をもっています。

 

 

あなたも、確実に上手くなります。

 

私と一緒に、自分の「中る射」を見つけませんか?