「中る射」に必要な四ヶ条
私は大学1年生の春
弓道に出会いました。
最初は「袴姿がカッコイイから」
とか
「弓を引くだけなら簡単そうだから」
とかいう理由で始めました。
そんな感じでなんとなく弓道を始めた私は、
徒手、ゴム弓、素引き、巻藁…
ここまでは順調に進んできました。
そして6月、
全関東学生弓道選手権大会で
私は衝撃を受けました。
「アリーナで弓を引くのって格好良すぎる!!!」
ここで私のモチベは急激に上がりました。
「私もあのアリーナで引きたい!!!」
先輩からたくさん指導をして頂いて、
自主練もたくさん行って、
初中り、20射初分け、しばらくは順調でした。
しかし、的前に上がって2ヶ月程経ってから
全く中らなくなりました。
20射3中、4中を連発し、
20射0中なんてこともありました。
更には芝矢、暴発、早気、
吹っ飛ばして防矢ネットにかかることもありました。
「たくさん練習してるのに、なんで?」
指導をして頂いていた先輩にも、
「形は綺麗なのに、なんで中らないんだろうね」
と言われ、絶望しました。
要するに、
「どこが悪いのか分からないから直しようがない」
という事です。
「私はどうしたらいいんだろうか?」
何も分からなくなりました。
「私なんか弓道に向いていないんじゃないか」
「努力しても報われない」
「もう辞めてしまおう」
辛くて悔しくて、
練習後に泣き出すこともありました。
そんなある日、
私はある言葉を耳にしました。
練習は嘘をつかないって
言葉があるけど
頭使って練習しないと
普通に嘘つくよ
これを聞いてハッとしました。
自分のことを一番分かるのは自分であるはず
つまり
自分の「中る射」は、
自分で掴み取る
ここから、私の弓道人生は変わりました。
- 様々な知識を得て、
- 自分の頭を使って考え、
- 身体を使って感じ、
- 良い感覚を掴み、再現する。
この四ヶ条を実施することで、
3ヶ月経った頃から的中率が伸び始め、
8ヶ月経った頃、部内2年生で唯一
インカレ(全日本学生弓道選手権大会)に
その後のリーグ戦でも、
高校からの経験者や先輩を差し置いて、
主戦力として活躍することができました。
遂に実力開花!!!!
しかし、これで成功したのは、
私だけではありません。
この経験を活かして、
秋に入部した後輩に指導を始めました。
その後輩は、半年も経験の差があるはずの
春に入部した後輩と肩を並べる、
またそれ以上の実力をもっています。
あなたも、確実に上手くなります。
私と一緒に、自分の「中る射」を見つけませんか?